夏らしい帯留です。
純銅の赤金魚
赤銅の黒金魚
銀色の金魚 の3種
流水紋が本体になり、色金で作った
金魚を かしめ留めしました。
黒い金魚は、赤銅を煮色技法により、赤銅独特の黒に。
赤い金魚は、純銅です。 火(緋)銅という、
焔をつかって赤くする方法を取りました。
この色金は、画像を見ると、まるで塗装したように見えますが
ペイントではなく、伝統技法により、素材がその色になったものです。
透かしも涼し気な帯留です。
赤銅(しゃくどう)銅に数%の純金を混ぜたむかしながらの合金です。
秘伝の液体で煮ると青みがかった黒が再現出来ます。
金の量を増やすと、青みも増し、なす色にも出来ます。
火<緋>銅(ひどう)は焔で熱してある液体に入れると赤くなります。
色は偶然性も味方につけて一番いい赤になるまで
なんども行わなくてはなりません。
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