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信重ブランドについて


初代 信重の技術を現代にも繋ぎ
現代に即応した製品ブランド
それが、『信重ブランド』です。

初代 信重

江戸城お抱え職人、末次師に弟子入り。
総てを自分で作らないと気がすまない性格だったようです。

晩年は進駐軍の装身具、銀小物を製作していたそうです。
大観のお弟子さんとも精通していたそうです。
「おれの作品は見る人が見れば分かる」というのが口癖で
名を作品にあまり刻まなかったそうです。

信重代表作 柄香爐<個人蔵>
柄香炉

白銅で作られた正倉院にある、白銅柄香炉を模して作ったようです。
獅子が配され、いわゆる獅子鎮香炉です。
高僧が法会でつかう、供養具です。

箱には法隆寺ともあり桑の木ともありますので、現在調べておりますが、
金銷で作られたものです。孔雀石など半貴石で飾られております。
現在の所有者の方の有志でお写真を頂きました。

 
神輿<個人蔵>
神輿 信重作

受注生産で作られた、神輿です。
設計は日本屈指の方※1の図面どおりに
金・銀・四分一・赤銅などの金属で再現されたものです。
大正時代ある銀行の頭取さんの依頼でしたが製作中に依頼主が亡くなられ、
宙に浮きましたが、その後も製作、S36年に 関西のある個人様が求められ
お持ちになっています。

<※1/大手仏具店 安田松慶堂の番頭さんでもあられた
小峰松柏氏の設計です。>

 
末次派について
鎚起の沿革

鎚起の沿革
日本鍛金工芸会 昭和41年6月15日発行
編著者 藤本 長邦  名鑑編者 松本 外茂次に、
系譜が記されている。
末次派 系譜

末次派系譜

師:末次吉之助号正行 昭和5年5月没 73歳 
下谷茅町に住す、代々江戸城本丸に 出仕、
維新後腰元錺技術を習得後彫金技術をも研鑽し、
赤銅、1/4等金銀を駆使せる 置物、床飾り及び神社仏閣の
模型製作に卓越なる技倆を示す。
代表作 五重塔 高さ五尺八寸 三井家蔵
門人に小島啓蔵号信重土浦の人、
銀製お神輿または鐘楼等を得意とした。
信重
 
恵雲について
小島 恵雲
恵雲代表作
献上品
当時の皇太子殿下献上品
(現天皇献上品)
華車 恵雲作
華 車
   
二代目 信重について
 
二代目 小島 信重


主幹:小島 功 <二代目 信重>


江戸時代の鎚起工芸の純粋な血脈を受ける末次派を原点として、
その技術を極めた、初代・小島 信重に師事。
その後、小島製作所に入社し、
小島 恵雲の元、精進を重ね役員に。
2006年に『銀工房 こじま』を設立。

平成23年度 
北区きらりと光るものずくり顕彰
きらめきの技人部門

平成24年度 東京マイスター

 

ごあいさつ
物作り(銀飾りもの)は私の人生で無くては
ならないもののようで
定年もございませんし、いろいろと作ってゆきます。

これからも、伝統を基盤にし、
現代のインテリアにもマッチする
貴金属美術工芸を世に生み出してまいります。
今後ともお引き立ての程宜しくお願い申し上げます。
 
 

2020-12-1
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